お取引先インタビュー
2025.09.10
四谷三丁目駅から徒歩約4分、車力門通り沿いにあるお寿司屋さんです。深夜3時まで営業しており、仕事帰りや夜の食事にも立ち寄りやすいのが魅力。職人が目の前で握るカウンター中心の店内は、一貫から注文でき、気軽に好みのネタを楽しめます。
店名の由来は何ですか?
あたぼうは江戸っ子の言う当たり前という意味です。 いくらでも手を抜けるような仕事も手を抜かないといった本当に当たり前のこと、 昔からある仕事を続けていくことを意味します。


お店のこだわりやコンセプトを教えて下さい!
20代~30代の人は生まれた時から回転寿司があり、それが当たり前となっています。鮨から感じる季節感とかも分からなくなっている方が多く文化的な背景がわからない人が増えたように感じます。そういう方々を取り戻していきたいです。
最後に、生産者さんへのメッセージをお願いします!
最近お米を買うのに値段が高くてお金が足りないことが社会問題になっています。 お米というのはこの「食文化の根幹」になるもので、単に安く買えるに越したことはないですが、生産者も消費者も、危機感を持って良くしていくことを考えなければと思っています。
取材後の感想
「寿司屋」は、かつて食事の場を超えた「社交の場」だったという事を知りました。 カウンターに座り、職人との会話を楽しみながら一人前の大人としての立ち居振る舞いや礼節を学ぶ場所として、まさにサロンのような文化が存在していました。 しかし今、少しずつ失われつつあります。その中でも食文化や価値観を受け継いでいく姿勢を感じました。
